ここで変わる!好印象論文のコツ
技術士合格へとつながる論文とはどんなものなのか? どういった点に気を付ければいいのか? そんな疑問に答える本ページでは、匠-塾がさまざまなテクニックを伝授します。ちょっとしたことに気を付けるだけで、読みやすく試験委員に好印象を与える論文になります!
タイトル・サブタイトルには太くアンダーラインを
論文内のタイトル・サブタイトルには、太くアンダーラインを引いて、記述内容の境目を強調しましょう。これは試験委員への配慮になりますが、論文は格段に読みやすくなります。「どこまで読めばいいのか」がわかり安心できるため、試験委員もスムーズに目を通してくれるというわけです。
主語に「私は」を入れて論文の臨場感をアップ
普段の業務で作成する報告書や研究論文には、基本的には主語を入れません。ところが、経験論文と一般論文では「あなたは?」と問われています。そのため、「私は」という主語を入れて回答しなければなりません。「私は」を入れることで臨場感が大幅にアップしますが、すべてのセンテンスに入れるのはナンセンス。文章の切り替わりのタイミングで適度に挿入しましょう。
主語と述語が通じる文章を
塾長や師範代が添削するとき、主語と述語が結ばれていれば、正しい日本語と判断します。しかしなかには、主語と述語が結びつかない「ねじれ文=意味不明文」も見受けられます。
例)
○ 私は本プロジェクトにおいて、問題点を抽出し、解決案を立案した。
→主語と述語を抜き出してつなげてみると、「私は 立案した」になり、正しい日本語であることがわかります。
× 本プロジェクトは問題点を抽出し、解決案を立案した。
→同じようにつなげてみると、「本プロジェクトは 立案した」になり、正しい日本語とはいえません。
図を駆使せよ
一般論文は技術者の哲学を問われるため図を入れるにも入れられません。しかし専門論文においては必須です。匠-塾では、あえて図の挿入を義務付けています。専門論文は技術論文ですので、言葉だけで長ったらしく説明するよりも、図でわかりやすく説明したほうが高評価になります(図を入れた受験者は、入れなかった受験者に比べて3割以上多くA評価をもらっています)。試験委員を納得させられる、読みやすくてわかりやすい図を駆使しましょう。
ひらがな・改行を使ったテクニック
技術論文は小説ではないため、漢字ばかりが続きがちです。しかし、答案用紙にびっしりと漢字がつまっていると、試験委員は読む気を失います。全体的に文字の密度のバランスを取り、読みやすい答案用紙に仕上げましょう。
・ひらがなを使う
「又→また、及び→および、為→ため」というように、ひらがなを使えるところはひらがなにしましょう。
新聞がいいお手本です。
・改行は5~7行に1回を目安に
あまりに長い文章が続くと、試験委員は読みにくさを感じます。テーマに区切りが付く5~7行あたりを目安に改行を入れましょう。もちろん、意味のあるテーマ変化の場合であれば2~3行で改行してもかまいません。
語尾を変えて文章にリズムを
語尾は1センテンスごとに変化を付けましょう。これにより、ストレスなく文章を追うことが可能になります。以前の受講者で「~した。」が8回連続していた論文がありましたが、「もう、うんざり!」と思ったのが本音でした……。
バリエーション豊かにフレーズを使いこなそう
語尾だけでなく、1センテンスのいいまわし・フレーズも繰り返さずに使いましょう。
例)3つの業務を紹介する場合……
1.本業務は~
2.この業務は~
3.これは~という業務である
同じ「業務を指す」フレーズですが、表現方法を少し変えるだけで単調になることを回避できます。
具体的な数値を使う
「膨大な」「多大な」などの曖昧な表現は避け、なるべく正確な数値を記しましょう。ただし、誰もが知っている常識の範囲内(「阪神・淡路大震災は甚大な被害をおよぼした」)などであれば問題ありません。
例)
○ 17,000m3もの土砂が流出した。
× 膨大な量の土砂が流出した。
受け身表現・タブー表現とは?
論文中に「~と説明された」「~と予想された」などの受け身表現はなるべく入れないようにしましょう。「他人事」「自信がないのか」と試験委員に読み取られてしまいます。ただし、「こういう人が限定して述べている」という場合には使っても問題ありません。

